ブランデーはお酒初心者でも楽しめる?製法や産地など基礎知識まとめ

ブランデーは何となく高級な印象が強いですが、お菓子作りや肉料理などにも使用される意外と身近なお酒です。
ただしいくら身近とはいえ、製法や産地まで知っている人は多くありません。

この機会に基礎知識を学んでおけば、まだブランデーを飲んだことが無い人にも魅力を伝えることができるでしょう。

ブランデーはお酒初心者でも楽しめる?

大人の嗜むお酒というイメージが強いブランデーは、その敷居の高さから飲まず嫌いに陥ってしまう人が多いです。
たしかにアルコール度数が高くゴクゴクと大量に飲むものではないので、初心者には手が出しづらいかもしれません。

しかし実を言うとブランデーは、初心者でも気軽に楽しめるお酒なのです。

ストレートで飲むのにためらいがある人は、ソーダ水やジンジャーエールで割ると飲みやすくなります。
また、ワインやウイスキーとは異なる味と香りを持っているため、アルコールドリンクの世界が広がるに違いありません。

そのため、むしろ初心者にこそ楽しんでもらいたいお酒とも言えます。

ブランデーとウイスキーの違いは?

ブランデーとウイスキーは色も非常に似ていて、お酒に詳しくない方にとっては同じように見えるかもしれませんが、原料や製法が全く異なる別のお酒です。

ウイスキーは、原料に大麦やライ麦などの穀物を使用して、糖化・発酵させて蒸留したのち、樽で熟成させて造ります。それに対して、ブランデーはブドウやリンゴなどを発酵させた果実酒を蒸留したのち、樽で熟成させて造ったお酒で、芳醇な香りと味わいを堪能できるのが特徴です。

ブランデーの製法

ブランデーは主にブドウを使って作られますが、中にはリンゴやサクランボなどの果物を原料にしたものもあるでしょう。
最初に圧縮機によって種や皮を潰さずに果汁を搾り取り、果汁を大きな樽の中で発酵させます。

酵母を使うか自然発酵されるかはメーカーによって様々ですが、手間と時間のかかる自然発酵の方が高級品になりやすいです。
発酵した果汁はアルコール度数の低い白ワインになり、これを蒸留器で2回蒸留してアルコール度数を高めます。

蒸留を終えたブランデーは樽の中で長期熟成し、ブレンドを経て各国へ出荷されるのです。

ブランデーの産地

ブランデーの主な産地はフランスです。
コニャックをはじめとした世界3大ブランデーは、全てフランスの各地方で生産されているでしょう。

ブランデーの名産地は上質なワインが造られる地域と一致しています。
なぜならブランデーもワインもブドウが主原料だからです。
そのため世界各国のブドウの名産地として有名な地中海周辺や南アフリカ、オーストラリアや中南米などでもブランデーが盛んに生産されています。

ブランデーの原料となるブドウの産地は、土壌の質により次の6つに分類されています。良質な土壌から順に「グランド・シャンパーニュ」「プティット・シャンパーニュ」「ボルドリー」「ファン・ボア」「ボン・ボア」「ボア・ゾルディネール」です。上位2つをブレンドしたモノは「フィーヌ・シャンパーニュ」と呼ばれます。

『HOLON』は、”ととのえる”時間に寄り添うクラフトジンブランドです。
ストレスや疲れを抱えやすい現代人にやさしい東洋のハーブやスパイスなど9種類のボタニカルを調合。

心と身体の調和をテーマに、その味わいを保ったまま口あたりのよさを引き出すため、ジンとしては低アルコールである約35度ほどに仕上げており、炭酸水などで割るとアルコール度数およそ5~7%ほどから楽しめるのが特長です。

ブランデーの種類

コニャック

ブランデーを語るうえで「コニャック」は欠かせない種類のひとつ。由来はフランスにあるコニャックという地方で、ユニ・ブラン、コロンバール、フォル・ブランシュなどのブドウを原料として使用しているのが特徴です。

ヘネシーやレミーマルタン、カミュをはじめとする定番の銘柄が多く揃っているのもポイント。ブランデーを初めて飲む方であれば、まずはコニャックから銘柄を探すのがおすすめです。

👉コニャックとはどのようなお酒のこと?飲み方や知っておきたい主な銘柄

アルマニャック

「アルマニャック」も、由来はフランスにあるアルマニャック地方で造られているブランデー。コニャックと同じくユニ・ブラン、コロンバール、フォル・ブランシュなどのブドウを原料として使用しています。

コニャックのとの違いは、コニャックの場合、完成までに蒸留を2回行いますが、アルマニャックは蒸留を1回だけしか行わないため、コニャックと比べて荒々しい味に仕上がるのが特徴です。

カルヴァドス

フランスのノルマンディー地方で造られているブランデーが「カルヴァドス」です。原料にブドウではなくリンゴを使用しているのが特徴です。甘くてフルーティーな香りを楽しめ、口当たりがよく、リンゴの風味が口いっぱいに広がります。

ただし、原料にリンゴを使用していても、フランスのノルマンディー地方以外で造られたモノはカルヴァドスと呼称できず、「アップル・ブランデー」という名称になるので選ぶときにはご注意を!!

ブランデーのおすすめ銘柄12選

◆レミーマルタン(REMY MARTIN) V.S.O.P

フランス製のリムーザンオーク樽を使用し、4〜12年熟成させた原酒をブレンド。
シルクのように滑らかな質感に、樽由来のバニラ香や、甘草のように繊細な風味が特徴。
ストレートやオン・ザ・ロック、カクテルなど様々に楽しめます。
比較的リーズナブルで入手しやすいため、レミーマルタンを手ごろに味わえる1本です。

◆サントリー(SUNTORY) V.O.

国産の定番銘柄のブランデー。原料のマスカット由来のフルーティーで華やかな香りと味わいでスッキリした口当たりが特徴です。
フルーツを加えたり、カクテルベースとして幅広い飲み方が楽しめます。
価格も安いので、ブランデーの入門として手軽に楽しめる1本デす。

◆レミーマルタン(REMY MARTIN) X.O.

1724年の創業の老舗ブランドの高級ブランデー。原料にグランド・シャンパーニュ産とプティット・シャンパーニュ産のブドウをブレンドしたフィーヌ・シャンパーニュです。
柑橘系の濃厚な甘さとほのかにナッツのような香ばしさがあり、口に含むと、フレッシュな果実のような香りが華やかに広がります。
X.Oランクの深く豊かな香りと味わいを存分に堪能できる1本です。

◆ヘネシー(Hennessy) V.S

世界的な人気がある「ヘネシー」ブランドのブランデー。厳選された原酒のみをブレンドし、新樽のフレンチオーク樽での熟成しています。
フルーティーで濃厚な甘い香り、ブドウの旨味とバニラのような甘さが感じられるのが特徴です。繊細でバランスがとれた味わいなので、ストレート・ロック・カクテルなど幅広いく楽しめる1本です。

◆サントリー(SUNTORY) V.S.O.P

キレのよい原酒とフルーティーな原酒をブレンドし、優雅な香りとすっきりとした飲み口のボトル。まろやかでクセがなく、国産の高品質なブランデーを手頃な価格で楽しめる1本です。

◆ニッカブランデー(NIKKA BRANDY) V.S.O.P白

熟成したりんごを原料に使用し、リンゴの熟成した滑らかな味わいとりんごならではの酸味や甘みを楽しめるボトル。メインは芳醇なリンゴの香りで、あとから樽由来のウッディさが感じられます。ストレートで香りを楽しむみながらや、クラッシュアイスをグラスに満たしてミストスタイルでどうぞ。

◆JPシェネ(J. P. Chenet) X.O

高い世界シェアを占めるフランスワインのブランド「JPシェネ」が造ったブランデー。
樽由来のバニラ香と、スムーズな口当たりに濃厚な甘味を感じられるのが特徴。
スタイリッシュなボトルデザインもポイントで、手軽に味わえる1本です。

◆カミュ(CAMUS) V.S.O.P.

ボルドリー産のブドウを使用し、厳選したオーク樽によって熟成されたV.S.O.Pランクのコニャックです。華やかで柔らかくフルーティーな風味に、ほのかなオークの香りが漂うまろやかな味わいが特徴。
蒸留の際に澱引きを行わない独自の製法により、ブドウ本来の豊かでコク深い味わえる1本です。

◆クルボアジェ(COURVOISIER) X.O.

オーク樽で長期熟成させた、X.Oランクのコニャックでフランス皇帝ナポレオンが愛飲していたといわれる高級ブランデー。ボルドリー産の良質なブドウ原酒をブレンドし、、滑らかな口当たりと重厚感でコク深い味わいが特徴。
1986年には、国際ワイン・スピリッツコンテストにて、優良なコニャックにも選ばれた1本です。

◆ラニョーサボラン(RAGNAUD SABOURIN) レゼルヴスペシャル No.20 コニャック

「ラニョーサボラン」はブドウ栽培から瓶詰めまでをすべて自社で行う蒸留所。
平均熟成20年のコニャックをブレンドし、まろやかさと繊細な味わいにフルーティーで柔らかな香りがほんのりと広がります。
キャラメルを添加しておらず、樽熟成そのものの色とブドウ本来の味を楽しめる1本です。

◆ポールジロー(PAUL GIRAUD) トラディション

「ポールジロー」はグランド・シャンパーニュ地区で400年以上にわたり高品質なコニャックを生み出し続ける老舗。
醸造から瓶詰めまですべての工程を手作業で行い、ブドウ由来の豊かな果実味と、熟成感のあるまろやかな味わいや香りが魅力。比較的リーズナブルな価格帯なので、ポールジロー入門としてふさわしい1本です。

◆マーテル(MARTELL) コイーバ

世界最高レベルのシガーブランド「コイーバ」と、フランスで屈指の人気コニャックブランド「マーテル」のコラボによって誕生した高級ブランデー。
エレガントで華やかな香りが広がり、上品なバニラやキャラメルのような濃厚で甘い風味を伴うのが特徴です。アルコール度数は43%とパワフル味わいで、パンチの効いた刺激的なコニャックの味わえる1本です。

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👉クラフトジンの定義とは?クラフトジンの選び方や飲みやすい銘柄5選

まとめ

最近ではリンゴやサクランボ、洋梨などのフルーツを原料としたブランデーも出回っており、それぞれがオリジナリティの溢れる味わいや香りを持っているため、飲み比べる人も多いです。

ブドウをはじめとした様々なフルーツから成るブランデーは、果実の香りが口いっぱいに広がるため初心者でも楽しめます。
ウイスキーと製法が似ており混同されることも多いですが、実際は全く異なるお酒なのです。

コニャック・アルマニャック・カルヴァドスなどさまざまな種類に分けられており、銘柄ごとに個性を感じられるのが魅力です。同じ銘柄でも熟成年数によって味・香りも変わり、飲み比べて自分に合う1本を探すのもおすすめ。

また、ブランデー選びには産地や主原料をチェックして、より味わい深いものを選んでお試しください。

ウイスキー通が使い分ける3種類のロックの飲み方とグラスの選び方

様々な飲み方で楽しめるウイスキーですが、特に幅広い世代から人気があるのはロックでしょう。
グラスに氷を入れてウイスキーを注ぐだけと思われがちですが、実はロックには3種類の飲み方があります。
それぞれ特徴や適したグラスも異なるのも面白いところです。

3種類のロックの飲み方

ロックの基本的な作り方は、グラスに氷とウイスキーを入れるだけです。
グラスはあらかじめ冷凍庫などで冷やしておき、さらに大きめの丸氷やロックアイスを使うのがポイント。
その後にウイスキーをシングルまたはダブルで注ぎ、氷と馴染ませてから飲みましょう。

オンザロック

オンザロックの飲み方

オンザロックはグラスに氷を入れてウイスキーを注ぐという、シンプルかつ最も一般的なロックの飲み方です。
ウイスキーを注いですぐはストレートと同様にウイスキーそのものの味わいや香りを楽しめますし、氷が溶けていくにつれアルコールのキツさが和らぎ、風味の変化を楽しめるでしょう。
小さめの氷よりも大きめの氷を使えば、最後まで芳醇な香りが逃げません。

グラスや氷にこだわらなければ家庭でも簡単にできる飲み方ですが、飲む前に冷凍庫でグラスを冷やし、市販のロックアイスや丸氷を使うのが、美味しく飲むためのコツです。

ハーフロック

ハーフロックはグラスに氷とウイスキーを入れた後に、ウイスキーと同量のミネラルウォーターを注ぐ飲み方を指します。
ウイスキーと水のみを同分量で割った飲み方をトワイスアップと呼びますが、こちらに氷をプラスしたものがハーフロックです。
マイルドな口当たりを楽しめる、スタイリッシュな飲み方でもあります。

ロックと水割りを合わせた飲み方で、頭が冴えるほど冷たい水割りを飲みたい人や、ロックだとウイスキーの味わいがキツく感じる人に向いているでしょう。

『HOLON』は、”ととのえる”時間に寄り添うクラフトジンブランドです。
ストレスや疲れを抱えやすい現代人にやさしい東洋のハーブやスパイスなど9種類のボタニカルを調合。

心と身体の調和をテーマに、その味わいを保ったまま口あたりのよさを引き出すため、ジンとしては低アルコールである約35度ほどに仕上げており、炭酸水などで割るとアルコール度数およそ5~7%ほどから楽しめるのが特長です。

ミスト

ミストの飲み方

ロックの定番であるロックアイスや丸氷を使わず、細かく砕いた氷で作るミスト。
オンザロックよりも早くグラス内を冷やせるため、グラスの表面に水滴ができ、霧が立ち込めたような見た目になります。
キリッとした爽快感を味わえますし、見た目的にも非常に映えるでしょう。氷がすぐに溶けてウイスキーが薄まるので、アルコール度数が気になる場合にも最適です。

ブランデーではとてもポピュラーな飲み方ですが、ウイスキーをミストで飲む人はあまりいません。
ウイスキーが好きなら1度は試してほしい飲み方です。

 

その他のおススメの飲み方

ストレート

ストレートの飲み方

写真出典:SUNTORY

その他の定番の飲み方といえば、やはりストレートは外せないでしょう。
ショットグラスでグイッと飲むのもかっこいいですが、アルコール度数が高いお酒なのでチェイサーと共にじっくり味わうのが最適です。

チェイサーと交互に飲むことで口の中がリセットされるので、毎回最初の1口のような新鮮さを味わえます。
ウイスキー特有の無骨さやほんのりと甘い香り、種類によって異なるクセをダイレクトに感じたい人にもおすすめです。

👉ウイスキーのストレートとは?美味しく飲むコツやチェイサーについて

ハイボール

ハイボールの飲み方

写真出典:SUNTORY

ウイスキーを炭酸水で割って作るハイボールは人気の飲み方のひとつ。フレッシュな口当たりで、ウイスキーが持つ独特の味やアルコール度数の高さが気になる方にもおすすめです。

キンキンに冷やしたグラスに氷を入れて、割り材として使う炭酸水は強炭酸がおすすめです。カットレモンやカットライムを一緒に添えるのもベストです。

👉ハイボールとは?ハイボールの作り方や美味しい割合を徹底解説

水割り

水割りの飲み方

写真出典:SUNTORY

水割りはウイスキーを好みの分量の水と氷で割ったシンプルな飲み方。ハイボールと異なり炭酸が含まれていないので、まろやかな口当たりになるのが特徴です。

トワイスアップ

トワイスアップの飲み方

写真出典:SUNTORY

ウイスキーと常温の水を1:1で割った飲み方ウイスキー本来の味と香りが堪能できます。ストレートは強すぎるけれど、バーボン本来の風味を楽しみたい方に最適です。

👉ウイスキーのトワイスアップと水割りはどう違う?両者の作り方を解説

ホット

ホットウイスキーの飲み方

写真出典:SUNTORY

ウイスキーをお湯で割ったシンプルな飲み方。あらかじめグラスをお湯で温めておき、ウイスキーを注ぎます。お湯は80度くらいが最適です。
暖かく、柔らかみのある香りが楽しめ、山や川辺など、アウトドアで暖をとるのにも効果的です。

👉寒い季節にオススメのホットウイスキーの作り方やアレンジ技を紹介

グラスの選び方

ウイスキーグラスは飲み方により3タイプに分類されます。また、ウイスキーグラスの材質は透明度が高い「クリスタル」が主流です。

オンザロックで飲むときに使用するのが、「オンザロックグラス」、「ロックグラス」と言われるものです。背が低く、氷を入れやすいように上の部分が広がっているのが特徴です。

グラスに氷がすっぽりと入り、片手で持てるサイズが最適です。
また飲み口の薄いグラスの方が、ウイスキーの味や口当たりが分かりやすいと言われています。

水割りやハイボールを飲むときに利用するのが「タンブラー」。ロックグラスよりも細身で背が高いグラスです。

もうひとつが、スピリッツなどの強い酒を一気に飲むためのグラスで「ショットグラス」。サイズが小さく、お酒をひと口で飲み干すことを前提として造られています。

グラスの容量をチェック

ウイスキーグラスは「ロックグラス」、「タンブラー」、そして「ショットグラス」の3つのタイプに分けられ、容量も注意して選ぶことが大切です。

オンザロック用の「ロックグラス」は容量が180〜300ccと多岐にわたります。水割りなどに適している「タンブラー」は容量240ccの8オンスタイプと、300ccの10オンスタイプがあります。ビールやソフトドリンクは10オンスのタンブラーを使用するのがおすすめです。「ショットグラス」は容量30ccのシングルグラスと60cc入りのダブルグラスが一般的です。

👉ウイスキーはグラスの飲み口で味が変わる?グラス選びの基本を解説

まとめ

ウイスキーのロックは、氷が少しずつ溶けることで風味や香りの変化を楽しめる通な飲み方です。
オンザロックやハーフロック、ミストといった3種類の楽しみ方があるので、気分に合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。

ロック以外にも、様々な飲み方が楽しめるウイスキー。自分に合った飲み方を発見して、ウイスキーを楽しみましょう。

またグラスにもこだわれば、一層美味しく飲めること間違いありません。グラスについても、いろいろな形のものを使ってみて、自分の飲み方に合うものを揃えてみるのもお酒の楽しみが増えるのでお勧めです。

ベルモットの特徴や種類とは?気になる度数やスイート・ドライの違い

これからお酒について勉強しようと思っている人は、ベルモットと聞いてもピンとこないかもしれません。
名前を知っている人でも、特徴や種類についてしっかりと説明できる人は少ないです。

カクテルや料理のアクセントなどにも使われるなど意外と身近なお酒のため、度数やスイート・ドライの違いなどを押さえておいて損はありません。

ベルモットの特徴とは?

ベルモットの名前の由来になっているのはドイツ語の「ヴェルムト」で、ニガヨモギという意味。

白ワインをベースに、ニガヨモギ、ナツメグ、コリアンダーをはじめとした10~20種類のハーブやスパイスを配合し、香り付けられたフレーバードワインです。
簡単に言うと香草風味のワインで、白ワイン特有のきりっとした飲み口にスパイスの複雑な香りがマッチします。

芳醇な香りが特徴ですので、スパイスによっては好き嫌いがはっきりと分かれることもあるお酒です。

主な産地はフランスやイタリアです。
気になるアルコール度数は14~20度程度となっており、食前酒やカクテルベースとして使われているでしょう。
なおベルモットにはスイートとドライの2種類があり、それぞれ香りや味が大きく異なります。

ベルモットの種類は

スイートベルモットの特徴

スイートベルモットは甘みが強く、主にイタリアで生産されています。
クリアな色味のブランコと赤みの強いロッソに分かれており、ブランコは苦みを抑えた味わいが、ロッソは味と香りの濃さが特徴です。

独特の味わいを楽しみたい方はロッソ、すっきりとした飲み口を味わいたい方はビアンコがおすすめです。

またドライベルモットと比べてスパイスの香りが強調されているため、風味を生かしてカクテルのベースとしてよく使われているでしょう。
他のお酒には無い独特な香りがあるので、苦手だと感じる人もいるかもしれません。

逆に少しクセのあるお酒が好きな人にとっては、最高のお酒として認識される可能性が高いです。

有名なカクテルとしては、ムーランルージュやマンハッタンなどが挙げられます。
ソーダ水で割ったり紅茶に少量をプラスするなど、風味や余韻を愉しむオシャレな飲み方もオススメです。

 

ドライベルモットの特徴

ドライベルモットは辛味が強いのが特徴で、主にフランスで生産されています。
スイートベルモットと比較して甘みと香りは控えめで、味にクセが少ないです。
そのため原料の白ワインと同じようにそのままでも飲みやすく、料理に使っても風味が移る心配がありません。

初めて飲むという人は、ぜひシンプルな飲み方でスッキリとした風味を味わってみてはいかがでしょうか。

もちろんカクテルとしても楽しめます。
代表的なのは、カクテルの王様とも呼ばれているマティーニやマンハッタンです。

甘いのが苦手な方や白ワインに飽きた時に、少し違った味わいを楽しめます。お酒として飲む以外にも、料理の風味やコクを加えるアクセントに使うのも人気があります。

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シェリーとの違い

シェリーはベルモットと同じように、白ワインをベースにしたお酒です。両酒ともに同じ種類の「甘味果実酒」に分類されますが、シェリーは「酒精強化ワイン」といい、発酵の途中でアルコールを添加します。

ベルモットもシェリーも葡萄を樽で発酵させる過程までは同じですが、シェリーは発酵の途中で添加アルコールを加えるためアルコール濃度が高くなります。また、ベルモットはハーブやスパイスで香りが付け、熟成するため、シェリーとは香り、味わいともに大きく異なります。

👉シェリー酒とは?作られる主な産地や美味しさが際立つ飲み方を紹介

スイートベルモットの種類

◆マルティーニ(MARTINI) ヴェルモット マルティーニ ビアンコ

世界No.1ののベルモットとして知られるマルティーニ。
まろやかな飲み口にフルーティーな味わいが特徴で、ベルモットそのものの味を楽しめます。
苦みが少ないので飲みやすく、芳醇な香りが食欲をそそるので食前酒にもおすすめです。
選び抜かれた白ワインから作られていて、ロックで飲むのがおすすめの1本です。

◆チンザノ ベルモット ロッソ

カクテルによく使われるスイートベルモット。
白ワインにカラメルで色付けし、15~40種のハーブやスパイスを配合したのが特徴。
香りが強くニガヨモギや柑橘系の風味を感じ、口に含むとほのかなベリーの味わいを楽しめます。
オンザロックで飲むのはもちろん、ソーダで割ってもおいしく飲める1本です。

◆チンザノ ベルモット オランチョ

オレンジ色がきれいな甘口のベルモット。
従来のハーブやスパイスにオレンジの天然フレーバーを加え、苦みが押さえられているのが特徴。
甘口でフルーティーな味わいなのでソーダで割って飲むのにもおすすめです。
いつもとは違うベルモットを楽しみたい方にもぴったりの1本です。

◆チンザノ ベルモット ビアンコ

初めてでも飲みやすいさっぱりとした味わいのベルモット。
白桃やバニラなどの甘いアロマと、ハーブやスパイスのほろ苦さが感じられるのが特徴。
甘さと苦さのバランスがよく、フレッシュな香りが食欲をそそり食前酒にもぴったりの1本です。

◆ガンチア ガンチア・ヴェルモット・ビアンコ

アルプス産のハーブやスパイス類を配合した美しい黄金色ビアンコベルモット。
繊細で芳醇なアロマが食欲をそそり、食前酒としておすすめです。
オンザロックやソーダで割ってもおいしく飲め、カクテルベースにも最適な1本です。

◆ガンチア ガンチア・ヴェルモット ロッソ

5世代にわたり秘伝のレシピが受け継がれ、イタリアで最もクラッシックなベルモット
美しいルビーレッドのボトルに、甘口いリッチな味わいが食前酒としてぴったり。
アルプス産のハーブとスパイスを使い、甘さとスパイシーさが絶妙です。
コストパフォーマンスが高いおすすめの1本です。

◆ノイリー・プラット(Noilly Prat) スイート・ヴェルモット

1813年にフランスで誕生したフレンチベルモットのトップブランド。
カナディアンオークの大樽でじっくりと熟成させ、ハーブを配合した後手作業で3週間ていねいにかき混ぜます。
20種類以上の厳選されたハーブをブレンドした深い味わいとリッチなアロマを感じられます。
樽熟成によるバニラ香が豊かで、食前酒はもちろんデザートワインにもぴったりの1本です。

◆カルパノ(Carpano) アンティカ フォーミュラ

「キング・オブ・ベルモット」と呼ばれるカンパノ。
バニラやニガヨモギなどのハーブやスパイスをブレンドし、ドライフルーツやバニラの風味を感じられます。
甘みと苦み複雑に絡み合うバランスが見事で、ベルモットそのものの味を楽しめます。
昔ながらのレシピと製法で作られ続けているこだわりの1本です。

 

ドライベルモットの種類

◆マルティーニ ヴェルモット エキストラ・ドライ

ハーブやスパイスの風味を控え、すっきりとした辛口で爽やかなクセの少ないドライベルモット。
レモンなどの柑橘類系フルーツのアロマを感じ、ほどよい苦みと酸味のバランスが絶妙です。
葡萄そのもののまろやかでコクのあるおいしさを味わえて、白ワインの代わりにパスタやチキン料理のお供にも。

◆チンザノ ベルモット エクストラドライ

ハーブやスパイスの味わいをしっかりと感じる辛口で、最後にほどよい苦みがあるドライベルモット。
口に含むとミントのようなアロマがふわっと広がり、爽やかな味わいを感じるのが特徴。
しっかりと冷やして食前酒として飲んだり、カクテルベースとして使いやすい1本です。

◆ガンチア ヴェルモット・ドライ

1850年にイタリアで設立され、イタリアで最もクラッシックなベルモット。
そのまま冷やして、辛口タイプのベルモットが飲みたい方におすすめの1本です。
コストパフォーマンスが高くデイリーに飲める一品です。

◆セイクレッド エクストラ ドライ ヴェルモット

本格派のイギリス産のドライベルモット。
白ワインに、ニガヨモギ、カンゾウ、タイムなどの17種類のハーブをしっかりと熟成させた豊かなアロマと味わいが魅力。
ハーブの独特のフレーバーと苦みが効いたドライな飲み口で、まさに大人の味わい。
マティーニを作りたい方におすすめの1本です。

◆フェルディナンズ ザール・ドライ・リースリング・ヴェルモット

リースリング種による白ワインをベースにした世界初のベルモット。
13種類のフルーツや全て手摘みされた自家製ハーブ類を使っています。
本製品以外にリースリングを使ったベルモットはないので、ベルモット好きにはぜひ試してほしい1本です。

◆ドラン シャンベリー・ドライ

ユニ・ブランから作られる白ワインに天然の高山植物のみを配合して造られるドライベルモット。
ミントのようなすっきりとした飲み口で、柑橘類系の果物の爽やかさが特徴。
苦みが少なくクセのない味わいで、白ワインと同じようにそのまま飲むのに最適な1本です。

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ベルモットの保存方法

ベルモットを食前酒としてそのまま飲む場合は良いですが、カクテルや料理に使うと少量ずつしか使わないため余ってしまいます。

ベルモットはウイスキーなどの蒸留酒などと違い、ワインをベースに造られているためしっかりした保存が必要となってきます。

一番の解決策は開けたら早く飲みきることですが、保存をしなければならない場合の方法をご紹介します。

ベルモットはワインの仲間ですので、あまり日持ちするものではありません。
常温で1,2日程度、そのあと飲めなことはありませんが、だんだんと気の抜けたような味になり、少し酸味も強くなり、香りも薄くなってきます。

ワインと同じような保存方法が最適です。

コルクが乾燥しないよう横向きにして、温度・湿度の調節のできるワインセラーで保存するのがベストです。

ただし、ワインセラーがない場合がほとんどだと思いますので、開栓後は冷暗場所での保存が基本となります。

食前酒として飲む場合は野菜室へ保存する。

食前酒の場合は味と香りを楽しみたいので、冷やし過ぎてしまうと香りが立ちにくくなってしまいます。

温度変化と高温多湿の環境を作れる、野菜室をおすすめします。

カクテルなどに使う場合は冷蔵庫へ保存する。

カクテルなどは、材料そのものを冷やすことで氷が溶けて水っぽくなることを防げます。

自宅でカクテルなどを楽しむ方でしたら、ハーフボトルを選ぶのもおすすめです。

まとめ

ベルモットは使用しているハーブやスパイスで味が大きく変わるため、いろいろな味わいを楽しめるのも魅力です。バニラを使ったモノは甘い味わいで、辛口のスパイスを使ったモノはすっきりとした飲み口になります。

ベルモットを初めて飲む方は、オレンジなどのフルーツフレーバーを使ったベルモットがおすすめです。ハーブやスパイス特有の香りがあり、香りを楽しむのもひとつです。

白ワインに数多くのスパイスを加え、深みのある風味を実現したドライベルモット。
味や香り、主な産地などが異なるスイートとドライの2種類があり、それぞれに適した飲み方があります。

どちらもアルコール度数が14~20度程度となっているため、こまめにチェイサーを挟んでゆっくり時間をかけて飲みましょう。

原料と製法で呼び方が異なるウイスキーの種類について紹介します

近年幅広い年齢層から高い人気を得ているウイスキー。
そんなウイスキーにはモルトウイスキー・グレーンウイスキーなどの種類があるのをご存知でしょうか?
これには原料と製法の違いが関係しているのです。

ウイスキーの原料とは?

ウイスキーの主原料は穀物で、最も代表的な原料は大麦でしょう。
日本のウイスキーやスコッチウイスキーは、大麦麦芽を主原料としていることが多いです。ちなみに、モルトとは大麦麦芽という発酵させた大麦を表す用語です。

その他にも小麦やライ麦、トウモロコシや米などから作られるウイスキーがあります。
使用する穀物によって味わいが異なり、トウモロコシを原料としている場合は雑味が無く柔らかな口当たりに、ライ麦を原料とした場合はスパイシーな味わいを楽しめるのが特徴です。

さらに数種類の穀物をブレンドしたものもあり、ウイスキーの世界は非常に奥が深いのが分かります。

『HOLON』は、”ととのえる”時間に寄り添うクラフトジンブランドです。
ストレスや疲れを抱えやすい現代人にやさしい東洋のハーブやスパイスなど9種類のボタニカルを調合。

心と身体の調和をテーマに、その味わいを保ったまま口あたりのよさを引き出すため、ジンとしては低アルコールである約35度ほどに仕上げており、炭酸水などで割るとアルコール度数およそ5~7%ほどから楽しめるのが特長です。

モルトウイスキーの原料と製法

モルトウイスキーは、その名の通り大麦麦芽を原料としたウイスキーです。
単式蒸留器を使い複数回蒸留され、その過程により様々な味わいや香りを持つので、同じ呼び方でも個性豊かな仕上がりのものが多いです。

モルトウイスキーの中でも、特定の蒸留所で作られた原酒を瓶詰めしたものはシングルモルトと呼ばれます。

日本酒の地酒が酒蔵ごと地域ごとに味が違うように、シングルモルトも蒸留所ごとの豊かな個性を持っています。また、それぞれの土地の気候や風土、水や土などが溶け込み、蒸溜所ごとの独自の味わいが楽しめるのも魅力の1つです。

反対に複数の蒸留所のモルトウイスキーを組み合わせて作られたものは、ブレンデッドモルトと呼ばれます。

さまざまな特徴を持つウイスキーを、絶妙な技術でブレンドし、バランスのとれた味や香りを追及しているのが特徴です。

👉ウィスキー愛好家が好むシングルモルトはどんな種類?基礎知識まとめ

👉産地や銘柄で味わいが変わるブレンデッドウィスキーの特徴や人気種類

グレーンウイスキーの原料と製法

グレーンウイスキーの原料は、小麦やトウモロコシなどの穀物です。
連続蒸留器で蒸留されるので、モルトウイスキーよりもクセが少なく仕上がります。
しかも大量生産が可能で、他のウイスキーと比べて手軽な価格で楽しめるのも魅力的です。

またグレーンウイスキーとモルトウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーは最も流通量が多く、世界のウイスキーの8割程度を占めます。

👉グレーン ウィスキーとはどんなウィスキー?原料や製法の違いを解説

バーボンの原料と製法

バーボンは原料に51%のトウモロコシを使用し、内側を焦がした新樽によって熟成させたアメリカンウイスキーのことです。トウモロコシ以外の原料は小麦や大麦、ライ麦などの穀物類です。

代表的な産地はケンタッキー州で、ほとんどの場合効率良くアルコール度数を高められる連続式蒸留器を使用しています。

アメリカの法律で定められた原料や蒸留温度、アルコール度数や貯蔵期間などをクリアしたものは、唯一ストレートバーボンウイスキーと名乗ることができます。

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まとめ

ウイスキーの呼び方は使用される原料や製法によって分類されており、モルトウイスキーは大麦麦芽を単式蒸留器で、グレーンウイスキーは小麦やトウモロコシを連続蒸留器で製造しています。

同じ種類のウイスキーでもブレンドしたり厳しい条件をクリアしたものなどは、さらに呼び方が変わるでしょう。
異なる呼び方のウイスキーを用意して、味わいや香りの違いを楽しんでみてください。

時期が来たボジョレーヌーボー!今年の味わいをみんなで語ろう!

時期が来たボジョレーヌーボー!今年の味わいをみんなで語ろう!

「ボジョレー・ヌーボー」を口にしたことがなくても、耳にしたことのある人は多いのではないでしょう。

現在は11月の第3木曜日、ボジョレー・ヌーボーの解禁日となっています。
ワイン好きが心待ちにするワインのお祭りと言ってもいいイベントの日です。

ボジョレー・ヌーボーは9月に収穫されたブドウを使って、短期間で仕込んだワインです。どうしてこんなに注目されるのでしょうか。

今回は、ボジョレー・ヌーボーの歴史や製法など基礎知識と産地であるボジョレー地区についてご紹介します。また、おすすめ銘柄も紹介します。

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ボジョレー・ヌーボーとは?

ボジョレーとはフランス・ブルゴーニュ地方にある地区の名称です。ヌーボーはフランス語で「新しいこと」「新しいもの」という意味です。その名が示すとおり、ボジョレー・ヌーボーとは、「ボジョレー地区の新酒」という意味になります。

ボジョレーで9月ごろに収穫されたブドウをわずか2カ月で仕込むために、果実由来の強いフレッシュな味わいとなります。ボジョレー地区で栽培されるブドウ品種は、渋味の少ないガメイ種になります。

使用されるブドウ品種がガメイ種のみと決められている点も特長です。

軽いワインものからしっかりした飲みごたえのものまで、生産者によってボジョレー・ヌーボーにもさまざまな味わいのものがあります。

なお、ボジョレーワインの定義は、フランス独自の認定方式である「Appellation d’Origine Controlee(アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ)」で細かく規定されています。2008年にヨーロッパのワイン法が改訂され、「AOP(Appelation d’Origin Protegee)」と表記されることもあります。

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ボージョレ・ヌーボーに解禁日がある理由

現在では11月の第3木曜日が解禁日となっていますが、過去には日付が決まっていたこともあります。

そもそも、ボジョレー・ヌーボーは収穫祭で地元の人々が楽しむための地酒でした。それが評判を呼び、各ワイナリーはどこよりも早く販売しようと質の良くないワインまで出荷し始めました。

このような混乱を規制するため、フランス政府は1967年に解禁日を設定したといわれます。

過去にさかのぼると、当初は11月11日が解禁日でした。

ワインの守護聖人とされる聖マルティヌス(サン・マルタン)の日であり、ボジョレー地区で最も早く収穫されたブドウからワインが完成する時期だったからです。ところがその後、聖マルティヌス(サン・マルタン)の日ではなくなり、11月11日から一番近い別の聖人、聖サン・タルベールの日である11月15日に変更されます。

しかし、解禁日を日付で決めると年によって曜日が変わり、ワインショップやレストランなどが営業していない日曜日に当たる年が発生しました。
これではせっかくのボージョレ・ヌーボーの売れ行きが年によって大きく差が出てしまいます。

そこで、この問題を解決すべく1984年にフランス政府がボージョレ・ヌーボーの解禁日を「毎年、11月の第3木曜日」として設定したのです。

なぜ、ボジョレー・ヌーボーは注目される?

ボジョレー・ヌーボーが毎年注目されるのは、その年のブドウの出来栄えの指標になるからです。
新酒のボジョレー・ヌーボーでブドウの出来がわかり、ブドウの出来はワインの味わいにも直結します。

そのため、ボジョレー・ヌーボーがおいしいと、その年のワインの出来にも期待ができるからです。

ボジョレー・ヌーボーの醸造方法

「マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸潤法)」という独特な製造方法で ボジョレー・ヌーボーは造られます。

通常のワインの醸造方法は収穫したブドウを潰して発酵させますが、この醸造方法ではブドウを潰さずにそのままタンクに入れます。つぶさなくとも、タンクに入れられたブドウは上に乗ったブドウの重みで下部の層が少しずつつぶれていきます。

そうしてタンク下部に溜まった果汁は自然発酵を起こすため、自然発酵によって炭酸ガスが発生し、密閉されたタンクの中に充満されます。

炭酸ガス雰囲気となったタンク内では、上部の潰れていないブドウ果実のリンゴ酸が酵素により分解され、アルコールなどが生成されます。
このとき、ブドウの果皮から色が溶け出し、ボジョレー特有のルビーのような若々しく鮮やかな赤い色となります。

バナナのような甘い香り、フレッシュな果実味に加え、渋味や酸味が抑えられた飲みやすい味わいになります。

ボジョレー・ヌーボーのおいしい飲み方は?

新種のボジョレー・ヌーボーは、鮮度を味わうのが必須です。
そのため、一般的には解禁から数カ月以内で飲むことで、フレッシュさとおいしさをもっとも味わえます。

また、通常の赤ワインと異なり、もともと渋味がほとんどなくフレッシュさを味わうために少し冷やしたほうがボジョレー・ヌーボー本来の味が引き立ちます。
1時間くらい冷蔵庫で冷やして10~12℃が飲み頃の目安といわれています。さらに、やや口の狭いグラスで飲めば、豊かな香りも一緒に楽しめます。

フルーティーな味わいのボジョレーは魚料理や素材の味わいがいかされたシンプルな料理などで、カルパッチョやサラダ、オードブルなどにも合います。
また、解禁日ぐらいの時期から食べたくなるお鍋料理にも口当たりがさっぱりしているのでおすすめです!

ワインの産地 ボジョレーとは

ボジョレーは、フランスが誇るブルゴーニュワインの産地の一つです。
新酒のヌーボーだけでなく、熟成タイプのワインも醸造しています。

ボジョレー地区とは

パリの東南に位置する、ブドウ畑が96の村に及ぶ広大な地域でブルゴーニュ地方の最南部にある丘陵地帯です。黒ブドウのガメイ種と相性が良い花崗岩質の土壌であり、ボジョレーはガメイ種から造られています。

ボジョレーのワインの種類は

ボジョレーではガメイ種の赤ワインを中心に、シャルドネ種の白ワインやロゼワインも造られています。

ボジョレーのワインは、3種類に分類されます。

<ボジョレー>

スタンダードなボジョレーヌーボーは、ボジョレー全域で醸造されたワインのこと。果実の風味が豊かでフレッシュな赤ワインです。独自のAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ:原産地呼称統制)があり、この地域内で作られたガメイ種を使用していれば、ボジョレーと名乗ることができます。表記としては文頭にワイナリーの名前がきて、最後に年数が表記されます。
値段もお手頃で、手に入れやすいワインです。

<ボジョレー・ヴィラージュ>

ボジョレー地区の限定された地域で作られたブドウを使用したワインです。AOCボジョレーのうち同エリアの北部に位置する38の村がボジョレー・ヴィラージュを名乗れます。
ヴィラージュ(Villages)はフランス語で村を意味し、ラベルに「Villages」と記載して、生産地の村名でワインを販売しています。

無記名のボジョレーよりもアルコール度数や糖度に細かな規定が設けられており、より高品質として知られているのが特徴。一般的なボジョレーヌーボーよりも凝縮感があり、総じて味わいに力強さがあると評されています。

ボジョレー・ヴィラージュでも新酒のヌーボーが造られ、同日に解禁されますがボジョレーよりも値段が高くなります。

<クリュ・デュ・ボジョレー>

ボジョレー地区で特に良質なブドウを生産するクリュ(畑)から生まれるワインが、クリュ・デュ・ボジョレーです。
ボジョレーよりも質の高い多くのワインが造られます。その代わり、新酒のヌーボーは造られていません。

AOCボジョレーのうち10の村がクリュ・デュ・ボジョレーと名乗れます。

1  サン・タムール (St. Amour)
2  シェナ (Chenas)
3  ジュリエナ (Julienas)
4  シルーブル (Chiroubles)
5  ブルイィ (Brouilly)
6  コート・ド・ブルイィ (Cote de Brouilly)
7  フルーリー (Fleurie)
8  ムーラン・ア・ヴァン (Moulin a Vent)
9  モルゴン (Morgon)
10 レニエ (Regnie)

サン・タムール:「愛の聖人」という意味の名を持つ村のワインです。若飲みタイプと熟成タイプ、どちらのワインも造られています。

ムーラン・ア・ヴァン:「風車」という意味の名を持つ村のワインです。絶妙なバランスを持つ高品質なワインが造られます。

フルーリー:「花」という意味の名を持つ村のワインです。名前の通り、花や果実の香りが豊かなフルーティな味わいです。

中でも有名な村です。

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まとめ

解禁日が待ち遠しい!ボジョレー・ヌーボー!

毎年、11月の第3木曜日の解禁日を多くの人が待ちわびています。

渋味が少なく、フレッシュでフルーティなボジョレー・ヌーボーは、初心者でも楽しめるワインです。また、ワイン通にはその年のブルゴーニュワインの出来を知る上での優良な指標となります。

生産者ごとのこだわりにより、様々な味が楽しめます。その年のブドウの本来のフレッシュさをぜひボージョレ・ヌーボーで味わってみてください。

まだボジョレー・ヌーボーを飲んだことがない人は、一度味わってみてください。