ベルモットの特徴や種類とは?気になる度数やスイート・ドライの違い

これからお酒について勉強しようと思っている人は、ベルモットと聞いてもピンとこないかもしれません。
名前を知っている人でも、特徴や種類についてしっかりと説明できる人は少ないです。

カクテルや料理のアクセントなどにも使われるなど意外と身近なお酒のため、度数やスイート・ドライの違いなどを押さえておいて損はありません。

ベルモットの特徴とは?

ベルモットの名前の由来になっているのはドイツ語の「ヴェルムト」で、ニガヨモギという意味。

白ワインをベースに、ニガヨモギ、ナツメグ、コリアンダーをはじめとした10~20種類のハーブやスパイスを配合し、香り付けられたフレーバードワインです。
簡単に言うと香草風味のワインで、白ワイン特有のきりっとした飲み口にスパイスの複雑な香りがマッチします。

芳醇な香りが特徴ですので、スパイスによっては好き嫌いがはっきりと分かれることもあるお酒です。

主な産地はフランスやイタリアです。
気になるアルコール度数は14~20度程度となっており、食前酒やカクテルベースとして使われているでしょう。
なおベルモットにはスイートとドライの2種類があり、それぞれ香りや味が大きく異なります。

ベルモットの種類は

スイートベルモットの特徴

スイートベルモットは甘みが強く、主にイタリアで生産されています。
クリアな色味のブランコと赤みの強いロッソに分かれており、ブランコは苦みを抑えた味わいが、ロッソは味と香りの濃さが特徴です。

独特の味わいを楽しみたい方はロッソ、すっきりとした飲み口を味わいたい方はビアンコがおすすめです。

またドライベルモットと比べてスパイスの香りが強調されているため、風味を生かしてカクテルのベースとしてよく使われているでしょう。
他のお酒には無い独特な香りがあるので、苦手だと感じる人もいるかもしれません。

逆に少しクセのあるお酒が好きな人にとっては、最高のお酒として認識される可能性が高いです。

有名なカクテルとしては、ムーランルージュやマンハッタンなどが挙げられます。
ソーダ水で割ったり紅茶に少量をプラスするなど、風味や余韻を愉しむオシャレな飲み方もオススメです。

 

ドライベルモットの特徴

ドライベルモットは辛味が強いのが特徴で、主にフランスで生産されています。
スイートベルモットと比較して甘みと香りは控えめで、味にクセが少ないです。
そのため原料の白ワインと同じようにそのままでも飲みやすく、料理に使っても風味が移る心配がありません。

初めて飲むという人は、ぜひシンプルな飲み方でスッキリとした風味を味わってみてはいかがでしょうか。

もちろんカクテルとしても楽しめます。
代表的なのは、カクテルの王様とも呼ばれているマティーニやマンハッタンです。

甘いのが苦手な方や白ワインに飽きた時に、少し違った味わいを楽しめます。お酒として飲む以外にも、料理の風味やコクを加えるアクセントに使うのも人気があります。

ポケットソムリエは、ユーザー様の好み・予算などを入力するだけで、「日本ソムリエ協会(J.S.A)の資格」、世界最大のワイン教育機関が認定する「WSET Level3以上の資格」を持つ知識と経験が豊富なエキスパートが、お客様専属のソムリエのようにご要望に沿ってワインをセレクト致します。

シェリーとの違い

シェリーはベルモットと同じように、白ワインをベースにしたお酒です。両酒ともに同じ種類の「甘味果実酒」に分類されますが、シェリーは「酒精強化ワイン」といい、発酵の途中でアルコールを添加します。

ベルモットもシェリーも葡萄を樽で発酵させる過程までは同じですが、シェリーは発酵の途中で添加アルコールを加えるためアルコール濃度が高くなります。また、ベルモットはハーブやスパイスで香りが付け、熟成するため、シェリーとは香り、味わいともに大きく異なります。

👉シェリー酒とは?作られる主な産地や美味しさが際立つ飲み方を紹介

スイートベルモットの種類

◆マルティーニ(MARTINI) ヴェルモット マルティーニ ビアンコ

世界No.1ののベルモットとして知られるマルティーニ。
まろやかな飲み口にフルーティーな味わいが特徴で、ベルモットそのものの味を楽しめます。
苦みが少ないので飲みやすく、芳醇な香りが食欲をそそるので食前酒にもおすすめです。
選び抜かれた白ワインから作られていて、ロックで飲むのがおすすめの1本です。

◆チンザノ ベルモット ロッソ

カクテルによく使われるスイートベルモット。
白ワインにカラメルで色付けし、15~40種のハーブやスパイスを配合したのが特徴。
香りが強くニガヨモギや柑橘系の風味を感じ、口に含むとほのかなベリーの味わいを楽しめます。
オンザロックで飲むのはもちろん、ソーダで割ってもおいしく飲める1本です。

◆チンザノ ベルモット オランチョ

オレンジ色がきれいな甘口のベルモット。
従来のハーブやスパイスにオレンジの天然フレーバーを加え、苦みが押さえられているのが特徴。
甘口でフルーティーな味わいなのでソーダで割って飲むのにもおすすめです。
いつもとは違うベルモットを楽しみたい方にもぴったりの1本です。

◆チンザノ ベルモット ビアンコ

初めてでも飲みやすいさっぱりとした味わいのベルモット。
白桃やバニラなどの甘いアロマと、ハーブやスパイスのほろ苦さが感じられるのが特徴。
甘さと苦さのバランスがよく、フレッシュな香りが食欲をそそり食前酒にもぴったりの1本です。

◆ガンチア ガンチア・ヴェルモット・ビアンコ

アルプス産のハーブやスパイス類を配合した美しい黄金色ビアンコベルモット。
繊細で芳醇なアロマが食欲をそそり、食前酒としておすすめです。
オンザロックやソーダで割ってもおいしく飲め、カクテルベースにも最適な1本です。

◆ガンチア ガンチア・ヴェルモット ロッソ

5世代にわたり秘伝のレシピが受け継がれ、イタリアで最もクラッシックなベルモット
美しいルビーレッドのボトルに、甘口いリッチな味わいが食前酒としてぴったり。
アルプス産のハーブとスパイスを使い、甘さとスパイシーさが絶妙です。
コストパフォーマンスが高いおすすめの1本です。

◆ノイリー・プラット(Noilly Prat) スイート・ヴェルモット

1813年にフランスで誕生したフレンチベルモットのトップブランド。
カナディアンオークの大樽でじっくりと熟成させ、ハーブを配合した後手作業で3週間ていねいにかき混ぜます。
20種類以上の厳選されたハーブをブレンドした深い味わいとリッチなアロマを感じられます。
樽熟成によるバニラ香が豊かで、食前酒はもちろんデザートワインにもぴったりの1本です。

◆カルパノ(Carpano) アンティカ フォーミュラ

「キング・オブ・ベルモット」と呼ばれるカンパノ。
バニラやニガヨモギなどのハーブやスパイスをブレンドし、ドライフルーツやバニラの風味を感じられます。
甘みと苦み複雑に絡み合うバランスが見事で、ベルモットそのものの味を楽しめます。
昔ながらのレシピと製法で作られ続けているこだわりの1本です。

 

ドライベルモットの種類

◆マルティーニ ヴェルモット エキストラ・ドライ

ハーブやスパイスの風味を控え、すっきりとした辛口で爽やかなクセの少ないドライベルモット。
レモンなどの柑橘類系フルーツのアロマを感じ、ほどよい苦みと酸味のバランスが絶妙です。
葡萄そのもののまろやかでコクのあるおいしさを味わえて、白ワインの代わりにパスタやチキン料理のお供にも。

◆チンザノ ベルモット エクストラドライ

ハーブやスパイスの味わいをしっかりと感じる辛口で、最後にほどよい苦みがあるドライベルモット。
口に含むとミントのようなアロマがふわっと広がり、爽やかな味わいを感じるのが特徴。
しっかりと冷やして食前酒として飲んだり、カクテルベースとして使いやすい1本です。

◆ガンチア ヴェルモット・ドライ

1850年にイタリアで設立され、イタリアで最もクラッシックなベルモット。
そのまま冷やして、辛口タイプのベルモットが飲みたい方におすすめの1本です。
コストパフォーマンスが高くデイリーに飲める一品です。

◆セイクレッド エクストラ ドライ ヴェルモット

本格派のイギリス産のドライベルモット。
白ワインに、ニガヨモギ、カンゾウ、タイムなどの17種類のハーブをしっかりと熟成させた豊かなアロマと味わいが魅力。
ハーブの独特のフレーバーと苦みが効いたドライな飲み口で、まさに大人の味わい。
マティーニを作りたい方におすすめの1本です。

◆フェルディナンズ ザール・ドライ・リースリング・ヴェルモット

リースリング種による白ワインをベースにした世界初のベルモット。
13種類のフルーツや全て手摘みされた自家製ハーブ類を使っています。
本製品以外にリースリングを使ったベルモットはないので、ベルモット好きにはぜひ試してほしい1本です。

◆ドラン シャンベリー・ドライ

ユニ・ブランから作られる白ワインに天然の高山植物のみを配合して造られるドライベルモット。
ミントのようなすっきりとした飲み口で、柑橘類系の果物の爽やかさが特徴。
苦みが少なくクセのない味わいで、白ワインと同じようにそのまま飲むのに最適な1本です。

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ベルモットの保存方法

ベルモットを食前酒としてそのまま飲む場合は良いですが、カクテルや料理に使うと少量ずつしか使わないため余ってしまいます。

ベルモットはウイスキーなどの蒸留酒などと違い、ワインをベースに造られているためしっかりした保存が必要となってきます。

一番の解決策は開けたら早く飲みきることですが、保存をしなければならない場合の方法をご紹介します。

ベルモットはワインの仲間ですので、あまり日持ちするものではありません。
常温で1,2日程度、そのあと飲めなことはありませんが、だんだんと気の抜けたような味になり、少し酸味も強くなり、香りも薄くなってきます。

ワインと同じような保存方法が最適です。

コルクが乾燥しないよう横向きにして、温度・湿度の調節のできるワインセラーで保存するのがベストです。

ただし、ワインセラーがない場合がほとんどだと思いますので、開栓後は冷暗場所での保存が基本となります。

食前酒として飲む場合は野菜室へ保存する。

食前酒の場合は味と香りを楽しみたいので、冷やし過ぎてしまうと香りが立ちにくくなってしまいます。

温度変化と高温多湿の環境を作れる、野菜室をおすすめします。

カクテルなどに使う場合は冷蔵庫へ保存する。

カクテルなどは、材料そのものを冷やすことで氷が溶けて水っぽくなることを防げます。

自宅でカクテルなどを楽しむ方でしたら、ハーフボトルを選ぶのもおすすめです。

まとめ

ベルモットは使用しているハーブやスパイスで味が大きく変わるため、いろいろな味わいを楽しめるのも魅力です。バニラを使ったモノは甘い味わいで、辛口のスパイスを使ったモノはすっきりとした飲み口になります。

ベルモットを初めて飲む方は、オレンジなどのフルーツフレーバーを使ったベルモットがおすすめです。ハーブやスパイス特有の香りがあり、香りを楽しむのもひとつです。

白ワインに数多くのスパイスを加え、深みのある風味を実現したドライベルモット。
味や香り、主な産地などが異なるスイートとドライの2種類があり、それぞれに適した飲み方があります。

どちらもアルコール度数が14~20度程度となっているため、こまめにチェイサーを挟んでゆっくり時間をかけて飲みましょう。

時期が来たボジョレーヌーボー!今年の味わいをみんなで語ろう!

時期が来たボジョレーヌーボー!今年の味わいをみんなで語ろう!

「ボジョレー・ヌーボー」を口にしたことがなくても、耳にしたことのある人は多いのではないでしょう。

現在は11月の第3木曜日、ボジョレー・ヌーボーの解禁日となっています。
ワイン好きが心待ちにするワインのお祭りと言ってもいいイベントの日です。

ボジョレー・ヌーボーは9月に収穫されたブドウを使って、短期間で仕込んだワインです。どうしてこんなに注目されるのでしょうか。

今回は、ボジョレー・ヌーボーの歴史や製法など基礎知識と産地であるボジョレー地区についてご紹介します。また、おすすめ銘柄も紹介します。

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ボジョレー・ヌーボーとは?

ボジョレーとはフランス・ブルゴーニュ地方にある地区の名称です。ヌーボーはフランス語で「新しいこと」「新しいもの」という意味です。その名が示すとおり、ボジョレー・ヌーボーとは、「ボジョレー地区の新酒」という意味になります。

ボジョレーで9月ごろに収穫されたブドウをわずか2カ月で仕込むために、果実由来の強いフレッシュな味わいとなります。ボジョレー地区で栽培されるブドウ品種は、渋味の少ないガメイ種になります。

使用されるブドウ品種がガメイ種のみと決められている点も特長です。

軽いワインものからしっかりした飲みごたえのものまで、生産者によってボジョレー・ヌーボーにもさまざまな味わいのものがあります。

なお、ボジョレーワインの定義は、フランス独自の認定方式である「Appellation d’Origine Controlee(アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ)」で細かく規定されています。2008年にヨーロッパのワイン法が改訂され、「AOP(Appelation d’Origin Protegee)」と表記されることもあります。

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ボージョレ・ヌーボーに解禁日がある理由

現在では11月の第3木曜日が解禁日となっていますが、過去には日付が決まっていたこともあります。

そもそも、ボジョレー・ヌーボーは収穫祭で地元の人々が楽しむための地酒でした。それが評判を呼び、各ワイナリーはどこよりも早く販売しようと質の良くないワインまで出荷し始めました。

このような混乱を規制するため、フランス政府は1967年に解禁日を設定したといわれます。

過去にさかのぼると、当初は11月11日が解禁日でした。

ワインの守護聖人とされる聖マルティヌス(サン・マルタン)の日であり、ボジョレー地区で最も早く収穫されたブドウからワインが完成する時期だったからです。ところがその後、聖マルティヌス(サン・マルタン)の日ではなくなり、11月11日から一番近い別の聖人、聖サン・タルベールの日である11月15日に変更されます。

しかし、解禁日を日付で決めると年によって曜日が変わり、ワインショップやレストランなどが営業していない日曜日に当たる年が発生しました。
これではせっかくのボージョレ・ヌーボーの売れ行きが年によって大きく差が出てしまいます。

そこで、この問題を解決すべく1984年にフランス政府がボージョレ・ヌーボーの解禁日を「毎年、11月の第3木曜日」として設定したのです。

なぜ、ボジョレー・ヌーボーは注目される?

ボジョレー・ヌーボーが毎年注目されるのは、その年のブドウの出来栄えの指標になるからです。
新酒のボジョレー・ヌーボーでブドウの出来がわかり、ブドウの出来はワインの味わいにも直結します。

そのため、ボジョレー・ヌーボーがおいしいと、その年のワインの出来にも期待ができるからです。

ボジョレー・ヌーボーの醸造方法

「マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸潤法)」という独特な製造方法で ボジョレー・ヌーボーは造られます。

通常のワインの醸造方法は収穫したブドウを潰して発酵させますが、この醸造方法ではブドウを潰さずにそのままタンクに入れます。つぶさなくとも、タンクに入れられたブドウは上に乗ったブドウの重みで下部の層が少しずつつぶれていきます。

そうしてタンク下部に溜まった果汁は自然発酵を起こすため、自然発酵によって炭酸ガスが発生し、密閉されたタンクの中に充満されます。

炭酸ガス雰囲気となったタンク内では、上部の潰れていないブドウ果実のリンゴ酸が酵素により分解され、アルコールなどが生成されます。
このとき、ブドウの果皮から色が溶け出し、ボジョレー特有のルビーのような若々しく鮮やかな赤い色となります。

バナナのような甘い香り、フレッシュな果実味に加え、渋味や酸味が抑えられた飲みやすい味わいになります。

ボジョレー・ヌーボーのおいしい飲み方は?

新種のボジョレー・ヌーボーは、鮮度を味わうのが必須です。
そのため、一般的には解禁から数カ月以内で飲むことで、フレッシュさとおいしさをもっとも味わえます。

また、通常の赤ワインと異なり、もともと渋味がほとんどなくフレッシュさを味わうために少し冷やしたほうがボジョレー・ヌーボー本来の味が引き立ちます。
1時間くらい冷蔵庫で冷やして10~12℃が飲み頃の目安といわれています。さらに、やや口の狭いグラスで飲めば、豊かな香りも一緒に楽しめます。

フルーティーな味わいのボジョレーは魚料理や素材の味わいがいかされたシンプルな料理などで、カルパッチョやサラダ、オードブルなどにも合います。
また、解禁日ぐらいの時期から食べたくなるお鍋料理にも口当たりがさっぱりしているのでおすすめです!

ワインの産地 ボジョレーとは

ボジョレーは、フランスが誇るブルゴーニュワインの産地の一つです。
新酒のヌーボーだけでなく、熟成タイプのワインも醸造しています。

ボジョレー地区とは

パリの東南に位置する、ブドウ畑が96の村に及ぶ広大な地域でブルゴーニュ地方の最南部にある丘陵地帯です。黒ブドウのガメイ種と相性が良い花崗岩質の土壌であり、ボジョレーはガメイ種から造られています。

ボジョレーのワインの種類は

ボジョレーではガメイ種の赤ワインを中心に、シャルドネ種の白ワインやロゼワインも造られています。

ボジョレーのワインは、3種類に分類されます。

<ボジョレー>

スタンダードなボジョレーヌーボーは、ボジョレー全域で醸造されたワインのこと。果実の風味が豊かでフレッシュな赤ワインです。独自のAOC(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ:原産地呼称統制)があり、この地域内で作られたガメイ種を使用していれば、ボジョレーと名乗ることができます。表記としては文頭にワイナリーの名前がきて、最後に年数が表記されます。
値段もお手頃で、手に入れやすいワインです。

<ボジョレー・ヴィラージュ>

ボジョレー地区の限定された地域で作られたブドウを使用したワインです。AOCボジョレーのうち同エリアの北部に位置する38の村がボジョレー・ヴィラージュを名乗れます。
ヴィラージュ(Villages)はフランス語で村を意味し、ラベルに「Villages」と記載して、生産地の村名でワインを販売しています。

無記名のボジョレーよりもアルコール度数や糖度に細かな規定が設けられており、より高品質として知られているのが特徴。一般的なボジョレーヌーボーよりも凝縮感があり、総じて味わいに力強さがあると評されています。

ボジョレー・ヴィラージュでも新酒のヌーボーが造られ、同日に解禁されますがボジョレーよりも値段が高くなります。

<クリュ・デュ・ボジョレー>

ボジョレー地区で特に良質なブドウを生産するクリュ(畑)から生まれるワインが、クリュ・デュ・ボジョレーです。
ボジョレーよりも質の高い多くのワインが造られます。その代わり、新酒のヌーボーは造られていません。

AOCボジョレーのうち10の村がクリュ・デュ・ボジョレーと名乗れます。

1  サン・タムール (St. Amour)
2  シェナ (Chenas)
3  ジュリエナ (Julienas)
4  シルーブル (Chiroubles)
5  ブルイィ (Brouilly)
6  コート・ド・ブルイィ (Cote de Brouilly)
7  フルーリー (Fleurie)
8  ムーラン・ア・ヴァン (Moulin a Vent)
9  モルゴン (Morgon)
10 レニエ (Regnie)

サン・タムール:「愛の聖人」という意味の名を持つ村のワインです。若飲みタイプと熟成タイプ、どちらのワインも造られています。

ムーラン・ア・ヴァン:「風車」という意味の名を持つ村のワインです。絶妙なバランスを持つ高品質なワインが造られます。

フルーリー:「花」という意味の名を持つ村のワインです。名前の通り、花や果実の香りが豊かなフルーティな味わいです。

中でも有名な村です。

現地の味わいそのままにお届けする本物の樽生ワイン、樽生スパークリング・ワインシリーズ。
全14種類よりお選びいただけます。

 

まとめ

解禁日が待ち遠しい!ボジョレー・ヌーボー!

毎年、11月の第3木曜日の解禁日を多くの人が待ちわびています。

渋味が少なく、フレッシュでフルーティなボジョレー・ヌーボーは、初心者でも楽しめるワインです。また、ワイン通にはその年のブルゴーニュワインの出来を知る上での優良な指標となります。

生産者ごとのこだわりにより、様々な味が楽しめます。その年のブドウの本来のフレッシュさをぜひボージョレ・ヌーボーで味わってみてください。

まだボジョレー・ヌーボーを飲んだことがない人は、一度味わってみてください。

シェリー酒とは?作られる主な産地や美味しさが際立つ飲み方を紹介

近年ふつふつと人気が高まっているシェリー酒。
日本においてやや馴染みの薄いお酒のため、「名前は知っているけど、どんなお酒かは分からない」という人も多いでしょう。
一体シェリー酒とはどんなお酒なのか、産地や美味しい飲み方などをまとめました。

シェリー酒とは?

シェリー酒には極甘口から辛口まで様々なタイプがあり、味わいの特徴をまとめられない難しさがあります。

そのため良く知らない人はビールやウイスキーといったお酒のジャンルだと思いがちですが、実は白ワインの一種なのです。
ブルゴーニュやボルドーと同じく、シェリーと呼ばれるワインだと覚えておきましょう。

シェリーはスペインのアンダルシア州とその周辺で生産されるもののみが名乗ることを許されたお酒です。シェリーは英語名で、スペイン語では「ビノ・デ・ヘレス」といいます。

さらにワインの中でも酒精強化ワインと分類されており、ポルトガルのポートワインとマデイラワインと並ぶ世界3大酒精強化ワインと呼ばれています。

酒精強化ワインとは、製造する際に別途アルコールを添加して度数を高めて造るワインで、添加アルコールにはブランデーが使われるのが一般的です。一般的なワインよりもアルコール度数が高いのが由来です。

また樽内の上部に空間を持たせて熟成し、アルコールを加えることで完成するため、ナッツのように香ばしい味わいやドライな味わいに仕上がります。

度数はどのくらい?

シェリーは製造過程でブランデーを加えて作り上げるため、一般的なワインよりもアルコール度数が高いのが特徴です。通常のワインはアルコール度数12〜15%ほどですが、シェリーは15〜22%となります。

同等なあるkじょーるどのお酒としては、日本酒の多くが15%前後、焼酎が20〜25%になります。

シェリー酒の主な産地は?

シェリー酒の産地は、スペインの南西部に位置するアンダルシア地方にあるエル・プエルト・デ・サンタ・マリアをはじめとした3つの街で、通称シェリー・トライアングルと呼ばれています。

この3つの街で製造されたもの以外は、シェリーと名乗ることができません。
しかも原料となるブドウも地元で収穫したものに限定されています。

とはいえシェリー・トライアングルはブドウの育成期に雨が降りにくく、ブドウの栽培が難しい乾燥した気候が特徴です。
そのため保水力の高いアルバリサという植物を利用し、土壌に潤いを与えています。
珍しい栽培方法を採用しているのも、シェリー酒に特別なイメージを持つ所以でしょう。

美味しさが際立つ飲み方

シェリー酒の基本的な飲み方といえば、やっぱりストレートでしょう。
もともとは食前酒として飲まれていたお酒ですが、ワインの仲間なので白用のワイングラスに注いで飲むのがおすすめです。

小さなグラスだと香りを楽しみにくいので、ワイングラスが無い場合はなるべく大きめのグラスに注いでください。

またカクテルのベースとして使われることも多いです。
氷を入れたグラスにシェリー酒とソーダ水を1対2の割合で注ぎ、最後にミントを添えれば、すっきりとした味わいのレブヒートというカクテルが出来上がります。

自宅でも簡単に作れるうえにアルコールの強さを感じにくいため、シェリー酒が初めての人でも美味しく飲めるでしょう。

ポケットソムリエは、ユーザー様の好み・予算などを入力するだけで、「日本ソムリエ協会(J.S.A)の資格」、世界最大のワイン教育機関が認定する「WSET Level3以上の資格」を持つ知識と経験が豊富なエキスパートが、お客様専属のソムリエのようにご要望に沿ってワインをセレクト致します。

シェリー酒の種類

ビノ・へネロソ

ビノ・ヘネロソは辛口好きの方におすすめしたいシェリー酒です。シェリー酒に使われる3種類のブドウのうち、パロミノ種を原料に使用し、発酵を完了させるため辛口のシェリー酒に仕上がります。

ビノ・ヘネロソのシェリー酒のなかにも種類があり、「フィノ」「マンサニーリャ」「アモンティリャード」「オロロソ」「パロ・コルタド」の5つに分類されます。

ビノ・ドゥルセ・ナトゥラル

ビノ・ドゥルセ・ナトゥラルは、甘口好きな方にお勧めのシェリー酒です。モスカテル種かペドロ・ヒメネス種という甘い品種のブドウを過熟するか、天日干ししたモストを使って造られています。発酵を途中で止めてブドウの甘さを残すため完全な甘口となります。

ビノ・ドゥルセ・ナトゥラルには、原料に採用しているブドウの名称と同じく「ペドロ・ヒメネス」と「モスカテル」という2種類のシェリー酒が存在。どちらも濃厚な甘さを楽しめるので、甘口のお酒が好きな方やスイーツ好きの方におすすめです。

ビノ・へネロソ・デ・リコール

辛口の「ビノ・へネロソ」と甘口の「ビノ・ドゥルセ・ナトゥラル」をブレンドして造られたシェリー酒が、「ビノ・へネロソ・デ・リコール」です。ブレンドする比率によって甘さが変化するので、好きな甘さのシェリー酒を探して楽しめます。

ベースとなるのは辛口シェリー酒の”フィノ” ”アモンティリャード” ”オロロソ”で、そこに甘口シェリー酒や濃縮精留果汁を加えて味のバランスを変えます。”フィノ”をベースにすると「ペール・クリーム」、”アモンティリャード”がベースだと「ミディアム」、”オロロソ”をベースにすると「クリーム」というシェリー酒になります。

 

シェリー酒のおすすめ銘柄

◆ウイリアム・ハンバート・コレクション ドン・ソイロ・アモンティリャード

産膜酵母下で8年以上熟成させたのち、4年もの酸化熟成を経て生み出されたシェリー酒。
パロミノ種のブドウを原料に使用、ビノ・へネロソです。長期熟成による芳醇な香りときりっとした辛口が特徴。
辛さのなかに、ローストされた芳ばしさやほのかな甘さ、さらに酸味が複雑に絡み合う1本です。

◆ボデガス・イダルゴ・ ラ・ヒターナ アモンティリャード・ナポレオン

皇帝ナポレオンがラベルに描かれており、高級感とインパクトとを与えるシェリー酒。
8年間熟成させ、パロミノ種のブドウを原料に使用したアモンティリャードです。
美しい琥珀色、ヘーゼルナッツを彷彿させる芳ばし香りが広がるのが特徴。辛口のドライな味わいのため、幅広い食事と合わせて楽しむのにおすすめの1本です。

◆ボデガス・イダルゴ・ ラ・ヒターナ ペドロヒメネス・トゥリアナ

ペドロ・ヒメネス種のブドウを原料に使用し、原料を数日間かけて天日干した平均熟成15年の甘口シェリー酒。
レーズンなどを彷彿させる濃厚な果実香が漂い、長期熟成による芳醇で豊かな甘みが特徴。
アルコール度数が15%と低めで、初心者の方や強いお酒が苦手な方でも飲みやすい1本です。

◆ボデガス・イダルゴ・ ラ・ヒターナ オロロソ・ファラオン

オロロソとはスペイン語で「高い香り」を意味し、豊かな風味が楽しめるシェリー酒。
パロミノ種のブドウを原料に使用し、クルミを思わせる芳醇な香りが広がるのが特徴。
濃い琥珀色、膨らみのある奥深い味わいと豊かでふくよかなオロロソの香りで辛を味わい方にお勧めの1本です。

◆ボデガス・イダルゴ・ ラ・ヒターナ マンサニージャ・ラ・ヒターナ

スペイン南部の自治州にある港町「サンルーカル・デ・バラメダ」でのみ製造されているシェリー酒。原料にはパロミノ種のブドウを使用したビノ・ヘネロソです。ライトな口当たりで、辛口のスッキリした味わいと、フレッシュでフルーティなリンゴの香りが広がります。
アルコール度数は15%と低め。強いお酒が苦手な方でも飲みやすく、価格も安いため、初心者の方が気軽に楽しむのにもおすすめです。

◆ボデガス・イダルゴ・ ラ・ヒターナ ペール・クリーム・イダルゴ

フィノをベースにモスカテル種のブドウ果汁をブレンドしたペール・クリーム。
美しい琥珀色で甘めの味わいとアーモンドのような芳ばしく漂う香りが特徴です。
焼き菓子や新鮮なフルーツなどのスイーツと味わうのにおすすめの1本です。

◆ゴンザレス・ビアス アモンティリャード デル・デューク

「デル・デューク」はスペイン語で「公爵」の意味、高貴なアモンティリャード公爵という名のシェリー酒です。熟成にはソレラシステムという独特な方法を採用し、アメリカンオーク樽で30年以上貯蔵しています。重厚な深いコクとしっかりとした骨格のある味わいの辛口な1本です。

◆ゴンザレス・ビアス エレガンテ

パロミノ種のブドウを原料に100%使用した、辛口のフィノです。
辛口ながら、まろやかな味わいとスパイシーで芳醇な香りと、スッキリとした風味が特徴です。
アルコール度数が15%と低めで、価格も安いのも魅力です。魚介類との相性がよいため、シーフードを用いた料理と一緒に味わうのにもおすすめの1本です。

◆ゴンザレス・ビアス ノエ

30年にわたり長期熟成し、深いコクと深い甘みが堪能できる高級シェリー酒。
原料のペドロ・ヒメネス種の収穫時期をあえて遅らせて、日に当てることにより糖分を高め、凝縮された強い甘さが特徴。
優雅で甘い香り、ほのかなウッディな風味、とろけるように滑らかな口当たりが特徴。
濃厚な甘さと心地よい酸味を持ち、食後酒としてゆったりと味わうのにおすすめの1本です。

◆バルデスピノ イザベラ クリーム

メリカンオーク樽で17年以上の熟成し、まろやかな口当たりと甘みが楽しめるシェリー酒。
オロロソをベースに原料にはパロミノ種75%とペドロ・ヒメネス種25%をブレンドしたクリームシェリーです。
長期熟成による、コク深い甘さと濃厚な果実の風味が特徴。また、価格も比較的安いため、初心者の方でも気軽にコク深いシェリー酒を味わえる1本です。

◆エミリオ・ルスタウ デラックス クリーム カパタス・アンドレス

オロロソがベースのクリームシェリー。パロミノ種とペドロ・ヒメネス種を使用してブレンドし、アルコール度数が20%と高めです。
レーズンやイチジクのような完熟した濃厚な甘さがあり、フルーティで芳醇な風味がと特徴。
スイーツやフルーツと一緒に味わうのにおすすめの1本です。

◆バロン ミカエラ ミディアム

ペドロ・ヒメネスをブレンドした中甘口で、ミディアムタイプのシェリー酒です。
ドライフルーツなどの果実を思わせる香りと、コクと程よい甘さを伴っているのが特徴。
アルコール度数は15%と低めで飲みやすく、ライトで繊細な香りとほのかな甘みが楽しめる、食後酒におすすめの1本です。

ベルモットとの違い

ベルモットはシェリーと同じように、白ワインをベースにしたお酒です。両酒ともに同じ種類の「甘味果実酒」に分類されます。ベルモットは白ワインをベースに、ニガヨモギ、ナツメグ、コリアンダーをはじめとした10~20種類のハーブやスパイスを配合し、香り付けられたフレーバードワインです。

シェリーもベルモットも葡萄を樽で発酵させる過程までは同じですが、ベルモットはハーブやスパイスで香りが付け、熟成するため、シェリーとは香り、味わいともに大きく異なります。

なおベルモットにはスイートとドライの2種類があり、それぞれ香りや味が大きく異なります。

👉ベルモットの特徴や種類とは?気になる度数やスイート・ドライの違い

まとめ

スペインの限られた素材と産地でしか名乗れないシェリー酒は、日本人とも馴染みが深い白ワインの一種です。
ストレートで飲むのが一般的ですが極甘口から辛口まで様々なタイプがあるので、好みの飲み方を探してみるのも面白いでしょう。

アルコールっぽさが苦手な人は、ぜひカクテルのベースとして使ってみてください。