ウイスキーを美味しく飲むためには硬水?軟水?水選びについて

ウイスキーの水割りやトワイスアップなどを美味しく飲むためには、水選びが欠かせません。
そんな時に悩むのが「軟水が良いのか硬水が良いのか」という点です。
ウイスキーの味わいは水の硬度によってガラリと変わるので、しっかりマスターしてもっとウイスキーを楽しみましょう!

ウイスキーを美味しく飲むためには硬水?軟水?

ウイスキー通の中には「ウイスキーは水が命」と考える人も少なくありません。
なぜなら、ウイスキーは製造工程のほとんどで水を使用しているからです。

そして、スコットランドでは、昔から大麦と水からウイスキーが生まれると考えられ、ウイスキーの語源も「命の水」です。

また、蒸留は神を司る場で神に仕えるものなど限られた人や場所でしか行うこができず、飲むことで魂が燃えるように熱くなることから、「命の水」と考えられていました。

とはいえ水には硬水や軟水など様々な種類があり、「一体どの水を選べば良いの?」と悩んでしまうでしょう。

ウイスキーを美味しく飲むためには、一般的に軟水から中程度の硬水が良いと言われています。
厳密には製造時に使われる仕込み水と同じ硬度が理想的です。

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硬度の定義

硬度は、1Lあたりに対しマグネシウム・ナトリウムなどのミネラルがどのくらい含まれているかで決められます。
硬度が高い方がミネラルが多く、硬度が低い方がミネラルが少ないです。

以下がWHOが決めている、軟水・硬水の定義です。

  • 軟水:硬度120mg未満
  • 硬水:硬度120mg以上

ちなみに、日本の水道水の硬度は、平均で硬度60mgです。

硬水に合うウイスキーの種類

硬水で割るのがオススメなウイスキーは、アメリカンウイスキーやカナディアンウイスキー、アイリッシュウイスキーなどといったアメリカやヨーロッパで製造されたものです。

これらのウイスキーはナトリウムやマグネシウム、カルシウムなどを多く含んだ岩盤を透過する、硬度の高い仕込み水を使用しています。
そのため水割などを作る時も硬度の高いものを選びましょう。
ウイスキーのキリッとした風味にマッチしてとても美味しく飲めます。

👉アイリッシュ ウィスキーの魅力とは?飲みやすいおすすめのタイプはどれ?

軟水に合うウイスキーの種類

軟水で割るのがオススメなウイスキーは、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーです。
特に日本で製造されたウイスキーは森林や腐葉土、ミネラル分の少ない岩盤などを透過しているため、非常に柔らかな口当たりに仕上がっています。
これに硬水を合わせてしまうと水の尖りや香りが邪魔してしまうのです。

そのため同じように柔らかな口当たりの軟水を遣えば、ウイスキーの奥深い味わいをより楽しめます。

硬水を使う際の注意点

硬水との馴染みが薄い日本人は、独特の風味や香りを苦手と感じるかもしれません。
またミネラル分を多く含むので、お腹を下したり胃痛を起こす可能性があります。

とはいえ硬水を使って製造されたウイスキーとの相性が良いのは事実です。
硬水が苦手な人や身体への影響が不安な人は、硬水と軟水を半分ずつ加えて水割りやトワイスアップを作ると良いでしょう。
その後少しずつ硬度の高い水でウイスキーを割るのがオススメです。

水の種類とは?

ウイスキーを割る際の水は結局何を使ったら一番良いのか?
ウイスキーを飲むときにも水にこだわりたくなってきませんか。

水は結構知られていませんが、様々な種類があります。
そこでほんの一部ですが、水の種類もご紹介します。

1.ナチュラルウォーター:特定の水源より採取された地下水を沈殿・濾過・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないもの。
2.ナチュラルミネラルウォーター:ナチュラルウォーターの中でも原水にミネラル成分を含むもの。
3.ミネラルウォーター:ナチュラルミネラルウォーターを複数混ぜたり、ミネラル調整を行ったりしたもの。
4.ボトルドウォーター:上記以外の飲用水。水道水や蒸留水、河川水などで処理方法に規定はなし。

現在の日本では、このような品目で『飲用水』は分けられます。

海外では人工的に処理したものはナチュラルミネラルウォーターとして販売できません。
そのため、無殺菌のものが多くなりますが、日本には規定がないため加熱殺菌のものが多いようです。

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心と身体の調和をテーマに、その味わいを保ったまま口あたりのよさを引き出すため、ジンとしては低アルコールである約35度ほどに仕上げており、炭酸水などで割るとアルコール度数およそ5~7%ほどから楽しめるのが特長です。

おすすめの水をご紹介

アメリカンウイスキー

アメリカンウイスキーは硬水で作られることが多いです。
特に、アメリカンウイスキーの主流、バーボンは超硬水。

その仕込み水は、ライムストーンウォーターと言われ、その硬度は300mg〜350mg。超硬水のバーボンは、少し硬度が高い水が合います。

◆エビアン:304mg/L

◆ヴィッテル:307mg/L

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スコッチウイスキー

スコットランドでは生活に軟水が使われています

水割りやチェイサーにはスコットランドで取れる天然水「ディーサイド」をおすすめします。有名な蒸留所が立ち並ぶハイランド地方のパンナニック鉱泉から取れる天然水。

硬度は22mgと軟水の中でも硬度は低めです。

また「ハイラインドスプリング」もスコットランドで作られる水です。
硬度は143と軟水の中では高めです。

◆ディーサイド:22mg/L

◆ハイランドスプリング:143mg/L

ジャパニーズウイスキー

日本で作られるウイスキーは軟水が基本です。
有名銘柄をピックアップし、硬度に合わせてご紹介します。

サントリー山崎

山崎ウイスキーの仕込み水は、高度約90mg。
軟水の中でも、中軟水に当たります。
硬度90mgに合わせるなら

◆サントリー阿蘇の天然水:80mg/L

実は、山崎蒸留所は仕込み水(微炭酸)も扱っています!
微炭酸なので微炭酸ソーダ割にどうぞ!

◆サントリー山崎の水:90mg/L

白州ウイスキー

山梨にある白州ウイスキーの仕込み水は、硬度約30mgほどです。
山崎と比較したら硬度は低め。
サントリーの南アルプスの天然水は同じ白州で作られるため、おすすめです!

◆サントリー南アルプスの天然水:30mg/L

 

 

まとめ

ウイスキーの水割りやトワイスアップは、仕込み水と同じ硬度の水を使うと美味しく飲めます。
同じ硬度で合わせることで口当たりを邪魔しません。
ただし日本人との馴染みが薄い硬水を使用する場合は、口当たりや体調を考慮して軟水を混ぜるなどの工夫をしてください。

水割りの水によっても感じ方が違ってくると思うので、お水もこだわってウイスキーを楽しんでみてくださいね。

ウイスキーのトワイスアップと水割りはどう違う?両者の作り方を解説

ウイスキーと水だけで簡単に作れるトワイスアップ。
これだけ聞くと、「水割りと何が違うの?」と感じる人も多いでしょう。
トワイスアップと水割りは特徴も作り方も異なるため、これらを知ればウイスキーをもっと楽しめること間違いなしです!

トワイスアップと水割りの違いとは?

トワイスアップは英語で2倍という意味を持っており、ウイスキー1に対し水を1足すことで2倍の量になるのが由来となります。
海外ではよく知られた飲み方で、ウイスキー通やバーテンダーの間では一般的な楽しみ方です。
特にウイスキーの味や香りを楽しめるのが特徴で、ブレンダーがテイスティングをする際にも使われます。

一方で水割りは、ウイスキー1に対して水を2から2.5足す飲み方です。
日本で誕生した独自の飲み方であるという説が濃厚で、海外ではあまり一般的ではありません。
アルコール度数を抑えるのと同時に、氷と合わせてクリアな味わいを感じられます。

このようにトワイスアップと水割りは、加水量も特徴も全くことなる飲み方なのです。

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トワイスアップの作り方

トワイスアップの飲み方

写真出典:SUNTORY

トワイスアップの作り方は、常温のグラスにウイスキーと水を1対1で注ぐだけです。
もともと香りを楽しむために作られた方法なので、特徴的な香りを持つウイスキーを選ぶと良いでしょう。
特におすすめなのは、複雑かつ豊潤な香りをもつ世界5大ウイスキーです。

グラスも香りが広がりやすいテイスティンググラスなど、口が狭いものをセレクトしてみてください。
水は水道水よりも雑味のないミネラルウォーターが向いています。
ウイスキーはもちろん、グラスや水は冷やしてしまうと香りや味が鈍ってしまうため、どれも常温にしておくのがポイントです。

水割りの作り方

水割りの飲み方

写真出典:SUNTORY

ウイスキーの水割りに必要な材料は、ウイスキーの他に氷と水だけです。
氷をグラスいっぱいに入れてからウイスキーを注ぎ、マドラーを使ってグラス内を冷やします。
その後減った分の氷をプラスし、ウイスキー1に対して水を2から2.5注ぎ、マドラーでステアすれば完成です。

用意する材料が少ないため、素材にこだわってみるのも良いでしょう。
ウイスキーの銘柄はもちろん、水や氷には天然水や源泉水を使うことでより美味しく水割りを楽しめます。

👉ウイスキーのストレートとは?美味しく飲むコツやチェイサーについて

まとめ

ウイスキーのトワイスアップと水割りは、楽しみ方や作り方などが異なります。
トワイスアップは香りを楽しみたい人に、水割りはクリアな味わいを楽しみたい人におすすめです。
どちらも自宅で簡単に作れるため、ぜひ飲み比べてみてください。
それぞれに合うウイスキーを探してみるのも面白いでしょう。